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安倍首相=井伊直弼 共謀罪=安政の大獄?

共謀罪法案が可決されると、安倍政権にとって何が得か。

計画段階での捜査が可能になる、ということは、一般人の
行動を監視することができる、ということ。

最悪なんとなくでも、「対象となる277の犯罪」に当てはめられるようであれば
捜査され、
何をしていなくても、計画をもしていなくとも、罪と判断され得る。
そんな曖昧な法律だ。

この法律が安倍政権にとってどう有利に働くか。

近年騒がれたイスラム過激派によるテロ。最近ではそのようなニュースが
少なくなってきているが、そのような犯罪に対して法整備の甘い日本が
テロ等の温床になることを懸念しての、共謀罪法案という面もあるだろう。

ただ、もう1つの面として考えられるのは、
安倍政権が、安倍政権にとって邪魔な者を排除していくことができる、ということである。
飛躍した話かもしれないが、共謀罪法案はそれを可能にしている。

改憲の流れを滞らせるような人物がいたとする。
これまでは、安倍政権の意思にそぐわないからと、捕らえることなどできなかったが、
共謀罪法案可決後は、何らかの罪の名目で、そのような人物を合法的に捕らえることができるようになる。

そんな治安維持法のような法律が共謀罪法案だ。
可決後すぐにそのような使われ方がするかは分からないが、
長い目でそのような使い方をされ得る危険性を孕んでいると言える。

井伊直弼が外国に歩み寄る中、それに反対する者を弾圧した安政の大獄。
安倍首相=井伊直弼  安政の大獄=共謀罪
にならないようにしなければならない。




by tatti0922 | 2017-05-21 08:40